今回は、ロイヤルパレスとキリングフィールドに行きました!
ホテルでトゥクトゥクを手配し、ロイヤルパレスへ!!

ホテルで手配したトゥクトゥクは何と窃盗防止用の網があります(笑)
さすが、プノンペン(笑)
10分もしないうちにロイヤルパレスに到着!
入場の際に半袖半パンは立ち入り禁止だったんですけど、何故か入れました(笑)
これぞ、カンボジアマジック( ゚Д゚)
王宮の中に入ると、めっちゃ洗礼された建物がありました。

タイの王宮と似ているけど、何か違う(笑)
カンボジアの王宮の方が綺麗な感じがあります!


緑と金色の建物がマッチしていますね!

ナマステー!違うか(笑)
ロイヤルパレスは綺麗だったんですけど、これといってやることもなく速攻切り上げます!
次は、僕の行きたかった場所であるキリングフィールドへ!

さすがに、キリングフィールドは街の中心から結構遠く、USJのジェットコースターよりも怖い凄腕トゥクトゥクドライバーによる楽しいツアーが始まります(泣)
写真や映像はありませんが、この後、対向車線からめっちゃ車やバイクが来ているのにそのど真ん中スピードを落とさず逆走します(笑)
マジで怖かった(笑)
日本では愛知や大阪が運転が荒いと言われるけど、これと比べると可愛いもんですね(;・∀・)
超危ない運転も途中から楽しくなり、有意義にキリングフィールドへ到着!
受付へ行くと入場料はかかりますが、無料で日本語のオーディオガイドを貸してもらえます!

この塔は慰霊碑です。
慰霊碑の塔にはポルポト政権の大虐殺された被害者の一部が祀られています。


何てグロテスクなことをしているんだと最初は思いますが、カンボジアのポルポト政権の大虐殺の歴史を知れば何となく理解できるようになります。
そもそも、ポルポトはカンボジアの首相となった強烈な社会主義者です。
当時、ベトナム戦争が起きおり、その隣のカンボジアやラオスは両軍の被害を受けていました。
国境付近は物資を隠れて郵送するのに便利なので、そこへ爆撃をした等をしたのです。
その混乱の中で歪んだ共産主義を持つポルポトが首相となります。
ポルポトが打ち出した政策は、富や近代文明を否定し、原始時代のような農村国家へ戻ろうとする原始回帰というものでした。
しかし、この政策を打ち出すだけではいつか反逆がでます。
反逆を起こす人物たちは、おそらく頭の良いインテリ層と考えた政府は密かにインテリ層の抹殺に乗り出します。
まず、頭の良い人材を育てる教師をプロジェクトがあると集めます。
政府からプロジェクトがあると知らされた教師たちは、何も考えずに集まります。
そこで集めた教師を全員抹殺します。
他には、都市部の人間を強制的に農村に移住させ、無理矢理農業をさせます。
しかし、都市部の人間は農業など一度もしたことがなく、当然できません。
農業ができないと理由のもと殺されます。
さらに、殺される際に拷問されます。
理由は、殺された人の家族や仲の良い人間は恨みを持つ可能性があるので、ありもしない自白を強要されます。
こんな感じで殺された人の家族なども一緒に抹殺され、まともに政府へ対抗しようとする人間できないほどの絶対恐怖政治が行われていました。
この大虐殺で国民の3分の1が抹殺され、しかも生き残ったのは何もわからない子供たちだけです。
大人たちがいなくなるのですから、殺す側の人間も子供です。
今のカンボジアの平均年齢が20代というのもうなずけます。
この恐怖政治は3年ほど続いたが、ベトナム戦争を終え、南北統一果たしたベトナム軍がカンボジアとの政治対立で軍事進攻してきたことで崩壊しました。
このポルポト政権の悪事を見抜いたのは、ベトナム軍ですが、当時アメリカ中心の国際社会はベトナムの訴えをまともに聞こうとしませんでした。
国民の3分の1も殺すなんてありえないと日本政府もベトナムの訴えを認めなかったそうです。
そのせいで、政権を追われたポルポトがベトナムが支援して生まれた新政権の首相がいるのにかかわらず、国際会議にカンボジア代表で出席していました。
このポルポトは前政権の幹部のメンバーで残党を作り、タイとの国境付近で1998年ほどまで抵抗していたそうです。
ポルポト政権が崩壊した年が1978年なのにポルポトは70歳まで生きていました。
こんなに人を殺し、国をむちゃくちゃした人間がこんなに生きていたというのは複雑な気持ちになりました。
日本の義務教育では教えられない歴史だけど、僕は原爆も学ぶことは大事だと思うけど、こういうことも学ばないといけないのではないかと思います。
ポルポト政権がカンボジアを無茶苦茶するまでは、結構裕福な国で栄えていたみたいです。
しかし、今ではアジア屈指の貧困国です。
政府が必ず正しいとは限らないということを痛感しました。
今の日本では考えにくいですが、将来起きないとは限りません。
歴史を繰り返さないように僕達は歴史を学ぶ必要があると強く思いました。
では、また!!
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